ギャラリーギャラリー アーカイブ資料展が終了しました

ギャラリーギャラリーアーカイブ資料展(@Gallery NAO)が無事、終了しました。

今回の展示では、1981年から2022年までのギャラリーのアーカイブ画像の1部をプリントアウトしたものや案内状をはじめ、ギャラリーの設立者の一人である小林正和氏が、1984年から1986年まで自費で発行していた新聞、その後を引き継いだ私が発行した年間スケジュール入りのポスター(印刷代がまだ高かった時代なので、結構高くつきました……)などを展示しました。

また、懐かしい作家の方々と私のツーショット写真などに加え、ギャラリーギャラリーのメインスペースであった「白い部屋」の模型や、実際に使われていた白い床の一部も展示しました。

懐かしい方々にもたくさんお目にかかることができ、とても充実した2週間でした。

暑い中、また遠方からも足を運んでくださった皆さんに、改めて感謝したいと思います。
本当にありがとうございました!

ギャラリーギャラリーは、時には「テキスタイル専門のギャラリー」と言われることもありましたが、決してテキスタイルだけを扱っていたわけではありません。

振り返ってみると、絵画、陶芸、ミックスメディア、映像など、さまざまなジャンルの作品を紹介してきました。

そして、今振り返っても、ギャラリーギャラリーの一番の魅力は、あの空間だったのではないかと思っています。

古いビルの室内を、あまり手を加えずに使っていました。もちろん白いペンキを塗ったりはしましたが、それ以外はできるだけそのままにしていました。

そんな古いビルの空間に魅了されて、展覧会を開催してくれた作家も多かったのではないかと思います。

小さなミニアチュール作品を広い展示空間に展示しても、大きな布を広げて展示しても、それぞれの作品が魅力を発揮してくれる空間でした。

そこに、素材、作家の技術、コンセプトなどが入り混じり、一つの展示空間がつくられていく。

私は、そんな展覧会の数々に、とても魅了されてきたのだと思います。

最近の展覧会を拝見していると、空間と、そこに展示される作品との関わりを考えた個展や展覧会が、少し少なくなっているような気がするのは、私だけでしょうか。

「空間を遊ぶ」ということは、小林正和氏がギャラリーを設立したときの、一つのコンセプトでもありました。

そんな「余裕」が、今の若い作家たちにはなくなってしまったのでしょうか。

コンセプトももちろん大切です。

でも、コンセプトだけではなく、見る人に少し余裕を与えてくれるもの、楽しませてくれるもの、そして、ふと立ち止まって考えさせてくれるもの。

そんなものが、展示空間から感じ取れたらいいな、と私は思っています。

ギャラリーギャラリーのアーカイブを振り返りながら、そんなことを改めて考えました。

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